施術室
不眠症
不眠症は、“夜なかなか寝付けない”・“夜中に目が覚めるとその後眠れない”・“朝早く目が覚めてしまう”等の様々な症状がありますが、その原因として考えられる事は、環境の変化、他の病気による痛みや不安、或いは、イライラや心配事などによる精神の興奮等があります。又、充分な深い睡眠を取っているにも関わらず、起床時に睡眠に対する充実感の無さや、無力感等の自覚症状から、寝不足の意識を持つ人もいます。
対処法
不眠症は、基本的に“心の病気”である事には間違いありませんが、眠くて仕方がないにも関わらず、不眠症となる場合は、頭部の凝りによる“うっ血”が脳の興奮をもたらすからであって、心の部分は、二次的原因です。首や頭部の凝りで血行不良になると、眠ったらなお血流が落ちるので、脳は眠らないように興奮状態が起こると、考えられます。つまり、首の骨(頸椎)のズレによって首の筋肉の凝りが発生し、筋肉連鎖で頭の凝りが発生しているのですが、首や頭だけではなくて、凝りが追い掛けてこないように肩・背筋群もよく弛めて、首の骨の歪みを矯正します。頭部は、柔らかめの拳の第2関節を使ってほぐし、首廻りの筋肉群(斜角筋・頭板状筋・頭半棘筋・胸鎖乳突筋・肩甲挙筋)、肩・背筋群(最長筋・腸肋筋・菱形筋・三角筋・僧帽筋・棘上筋)を順に弛めます。又、十分な睡眠と時間を取っていても充実感のなさから、寝不足の意識を持っている人は、体の芯の凝りがきつい為に全身の血行不良が起こっていて、体を休めていたにも係わらず疲労が取れていないので、眠りが浅いと感じているので、芯の凝りをほぐせば充実した睡眠が得られます。
メニエル病(めまい・耳鳴り・難聴)
メニエル病とは、意識を失ったり、生命に危険をおよぼす事はありませんが、耳鳴り、難聴を伴った目まいの発作(殆どは片方だけ)を起こす神経系の病気です。めまいは、内耳の平衡感覚を司っている三半規管に障害が及び発症し、“体がふわふわと浮くような感じ”がしたり、ひどい時には、周囲や自分自身がぐるぐる回るように感じられます。西洋医学においては、どう障害しているかがまだ解っていません。耳鳴りは、三半規管の奥の聴覚を司る蝸牛神経にまで障害が及んでおり、キーンという高い音、或いは、ポーンという低い音、他にストレプトマイシンなどの抗生物質の後遺症で起こるジーン、ジーンという蝉が鳴くような断続的な耳鳴りがあります。
対処法
首の骨がズレて首廻りの筋肉に凝りが発生し、その凝りが筋肉連鎖で内耳にある三半規管を支えている筋肉にまで届き、筋肉の引っ張りによってバランスを崩した為に、その機能を低下させ、三半規管の中のリンパ液が揺れや回転を始めると、それを制御出来なくなった状態と考えられます。難聴も、耳鳴りも、めまいと同様に胸鎖乳突筋や斜角筋の凝りが、多くは伝音器である三本の耳小骨を支えている筋肉の凝りを作り、バランスを崩した為に起こると考えられます。難聴はお年寄りが多く、一番改善が進みにくいので間隔を詰めた通院が必要ですし、改善は出来ても放っておくと必ず追い掛けて来る問題なので、その後は、定期的な通院で進行しないように守っていく事が必要です。もう一つは、補聴器を付けている人は、治療効果を見ながらボリュームを下げないと改善が進みません。耳小骨の接触が弱いか、或いは接触がない状態が音の振幅の大きい低音だけを伝える難聴になり、耳小骨が押し合う事で耳鳴りが発症していると考えられます。ストレプトマイシンによる蝉の鳴き声のような断続音の耳鳴りは、筋肉が凝りで固くなって、聴神経の近くを通る動脈の音を伝えてしまう為に起こっていると考えられます。耳の後ろ側にある頭骨からの突起部(乳様突起)に付着している胸鎖乳突筋やその奥にある斜角筋の凝りが乳様突起に負担を掛けて、内耳の三半規管を支えている筋肉にまで凝りが及んでいます。首の骨を矯正し、胸鎖乳突筋・斜角筋を弛めて耳の廻り、特に外耳道入口の骨の角を中耳へ向けて圧を加えてよく弛め、次に、耳の内側から外へ向けて、母指、又は人差指で中耳へ向けて浸透圧を掛けて弛め、両耳を同時に引っ張ると内耳の筋肉まで弛める事が出来て、約90%の人はその場でめまいは止まるか、症状が軽くなり、耳鳴りは小さな音になります。
頭痛
頭痛には、風邪ひきや寝不足等のように原因がはっきり判っている場合と、他の病気や疾患と併発して起こる頭痛があり、又、度々起こる慢性頭痛の中には、筋緊張性頭痛や頭の片方だけに起こる偏頭痛等があります。尚、時に緊急を要する頭痛もありますので、注意が必要です。緊急を要する頭痛としては、バットで殴られたような激しい痛みと吐き気をもようす場合は、“くも膜下出血”の可能性が強く、又、脳溢血や脳梗塞は、頭痛が徐々に強くなり吐き気を伴ったり意識が次第に低下して、運動麻痺や言語障害等が現れます。このような状態の頭痛は、一刻を争いますので、脳神経外科の診察が必要です。
対処法
風邪ひきによる頭痛、寝不足による頭痛、或いは、筋緊張性の頭痛も首の骨(頸椎)のズレによって首廻りの筋肉が凝り、筋肉連鎖で頭部の筋肉に影響して、頭痛を引き起こしています。寝不足は、頭部にかなりきつい凝りを作り、偏頭痛は、痛みのある方の側頭部や首の筋肉群(斜角筋・頭板状筋・頭半棘筋・後頭筋・側頭頭頂筋)に凝りがあります。痛みのある方の側頭部筋や首廻りの筋肉群の凝りをよく弛めて、首の骨を矯正すると、頭痛は取れます。
白内障・緑内障
白内障は、レンズに相当する水晶体が白く濁ってくる病気で、濁り水の入ったビンを通して物を見ているように感じるのです。緑内障は、眼のレンズである水晶体が収まっている後房とその前にある前房の中は、房水で満たされていますが、この循環している房水が出口の故障によって塞がれて、眼球の内圧(眼圧)が異常に高くなる為に視神経が障害されて視力が低下する病気です。
対処法
白内障で水晶体が白く濁るのは、眼筋の凝りによって血流が低下した為に、老廃物が処理出来ずに溜まっていると考えられます。緑内障は、房水の出口の故障によって塞がれてと説明していますが、房水出口を塞ぐ故障とは、毛様体や強膜が凝りによって圧迫され、塞がれている事が考えられます。症状の発生原因は、首の骨がズレると首廻りの筋肉に凝りが発生し、筋肉連鎖で凝りが眼の筋肉群に及んだ為に症状が発生しています。従って、首廻りの筋肉群(斜角筋・僧帽筋・胸鎖乳突筋・頭半棘筋)と頭の筋肉群を弛めて首の骨のズレを矯正します。そして、目の廻りを指腹先でほぐし、眼球全体をまぶたの上から4本の指腹先で軽くつかむように圧迫をすると、毛様体や強膜が弛み、塞がっていた出口が開き、仕上げに、手のひらで軽く眼球全体を覆うように圧迫しますと、房水が一定に保たれます。
顎関節症
口を大きく開けられない、口を開閉する時に引っ掛かりや関節音がする等、顎の筋肉や関節の機能が異常になった病気が、顎関節症です。原因は、抜けた歯をそのままにして、片方だけで噛む癖がついたり、合わない入れ歯等で筋肉に負担を掛けている場合や、時には、あくびや歯医者等で大きく口を開けた際に発生します。
対処法
顎関節が片方だけ、或いは、両方とも浮いていて、下顎が口の開閉時に少し左右に動いたり、少し遅れて関節に納まったり、又、外れたりしている状態です。顎関節が浮きだすのは、胸鎖乳突筋や前斜角筋の凝りが、耳の後ろ側にある乳様突起に負担を掛け、周辺筋肉にも凝りが及び、内側から関節を押し出したり引き込んだりしているからです。首の骨がズレたり、入れ歯が合わなかったり、歯が抜けたままにした為に片方の歯だけで噛むクセがついたりして、顎関節を保持している筋肉(側頭筋)、口廻りの筋肉(咬筋・舌骨上筋・耳下腺・顎下腺・舌下腺)、首廻りの筋肉群(胸鎖乳突筋・斜角筋)の凝りが発生します。そして、乳様突起に負担を掛けて周辺筋肉にも凝りが及び、顎関節を押し出したり引き込んだりして発生しているので、これらの筋肉群を弛めて首の骨と顎関節のズレを確認して矯正を行います。稀に、顎をささえている側頭筋の凝りで側頭骨が浮き上がって頭頂骨に重なっている事もありますのでよく見て、頭骨の矯正もします。

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